おうちCEO
書評
『誰でもゼロから稼げちゃう♡おうちCEOで「私」史上最高の働き方』は、ワークライフスタイリスト宮本佳実さんの新著です。
宮本佳実さんは女性に向けて新しい働き方や生き方を発信していて、「可愛いままで年収1000万円」など人気著書が多くあります。
『誰でもゼロから稼げちゃう♡おうちCEOで「私」史上最高の働き方』は、会社勤めが憂鬱な人や何をしたいかわからないけど今のままは嫌という人におすすめの本です。
ハードルが高くて堅苦しく感じる「起業」を「おうちCEO」と名付けることで、気軽な起業を提案。
働きながらできる副業も含めて、会社勤めに囚われず好きなことやできることから仕事を見つける方法が書かれています。
個性を知り自分に合った起業ができるよう、3つの起業タイプについても説明しています。
自分はA=3、B=2、C=2で、Aタイプでした。
・A 経営者タイプ…生来のビジネスセンスがある
・B タレントタイプ…自分に備わる魅力や才能で人気者に
・C マネージャータイプ…自分の得意なことで人のアシストをすることができる
(出典:『誰でもゼロから稼げちゃう♡おうちCEOで「私」史上最高の働き方』宮本佳実著/WAVE出版/2020年12月15日出版)
本の中にあるチェックシートで診断でき、私はマネージャータイプのチェック項目にすべて該当しました。
診断してみた感想は、「確かにそうかも!」です。
私の起業タイプに関するエピソードを、少しお話させてください。
2019年2月に会社を辞めるまでOLだった私は、当時メンタルがズタボロ状態でした。
ズタボロの原因は、大きな声で怒られている人を見るのが辛い・苦手な人とも関わらなくちゃいけない・周りの視線が気になってトイレすら中々行けず疲れる…などに対するストレス。
普通の人には何でもないことが自分には耐えられず、そのことで自信をなくして余計に精神が疲弊し、会社へ行けなくなって逃げるように退職しました。
退職後とくにやりたいことがなかった私は、「これならできるかも」と思いクラウドソーシングサービスを使ってライターの仕事を始めます。
人の目を気にせず、自宅でリラックスしてできるライターの仕事は自分にぴったりでした。
無意識ながらも、著者の宮本佳実さんが書かれていたようにできることから仕事を見つけていたんですよね。
とはいえ、スムーズにやってこられたわけではありません。
会社に行きたくない→家で仕事したい→起業だ!→起業といえば情報発信!という安直な流れで、ライターを始める少し前にSNSやブログで発信をスタートしていました。
けれど表に出ることが苦手で自分を伝えるのが恥ずかしい私は、SNSやブログを更新するたびに「恥ずかしい…投稿した内容消したい」とモヤモヤ。
ブログの感想をいただいたりSNSでやり取りしたりするのは楽しかったけど、発信が恥ずかしくて義務感でしている部分がありました。
起業するなら情報発信必須という考えに囚われて、自分自身にストレスを与えていたんです。
以前は「ビジネス力ないなー」「何も続かない」と落ち込みましたが、本を読んだ今なら失敗の原因が「マネージャータイプがタレントタイプになろうとしていたから」だとわかります。
いただいた仕事をこなしたり誰かを陰で支えたりすることは好きでも、SNSやブログを通しておこなう集客や発信は苦手だったんですね。
現在は3匹の猫と1匹のウサギに囲まれながらライターを続けつつ、SNSの更新をストップしてブログは削除しています。
やっぱり好きなことを続けるのが1番ですよね♪
私はマネージャータイプでしたが、オカメさんは経営者タイプだったとのこと。
タイプを聞いて、「なるほど」と納得しました。
オカメさんは人との関係を大切にしていて、すごく優しいです。
でも優しいだけではなく、相手のことを考えた上でビシッとアドバイスもするんですよね。
そんなところが、信頼できる経営者っぽいなと思いました。
メルマガの文章の書き方からも、真面目さやビジネスを楽しんでいる様子が伝わります。
タレントタイプ、マネージャータイプの項目にもチェックがついたそうで、どのタイプの気持ちもわかるからこそ気の合う人に囲まれたビジネスが展開できているのでしょう。
この本を読むと、何か始めたくなります。
そして自分の本当の気持ちを尊重してあげたくなります。
失敗してもOK、まずは行動することが大切です。
自分が好きなことやできることから考え始めれば、自然と新しい働き方への第一歩を踏み出せます。
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