まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」3
この本を紹介しようと思った理由
①、②と読んだら③も読んでみたくなるからです^^
書評
まんがでわかるD・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」の完結編です。
本の監修は藤屋伸二さん、まんがはnevさん。
③はデール・カーネギーの著書「道は開ける」にスポットを当てていて、仕事の上手なこなしかたが分かる内容になっています。
効率の良い仕事の進め方など、副業をしている人に参考になる箇所が盛りだくさんでした。
今回は、
・仕事の進め方
・自分の磨き方
・仕事をやり残さない方法
にスポットを当ててご紹介します。
効率の良い仕事の進め方
抱える仕事が多いと、何から手をつけたら良いかわからなくなりますよね。
1つの仕事をしている最中に、別の仕事を思い出して頭が混乱したり…
D・カーネギーがおすすめしている仕事の進め方は
・仕事を1つずつ片づける
・1日の区切りで生きる
の2つ。
複数の仕事を同時進行でおこなうと、どれも中途半端になって片づきません。
なので1日の終わりに「今日は1つも仕事が片づかなかった」と、モヤモヤすることになります。
しかし1つずつ仕事に取り組めば、確実にいくつかの仕事を終わらせられます。
着々と仕事が片づくので達成感があり、1日の終わりには「今日は○○と○○の仕事が片づいた!」とスッキリできるはず。
“今何ができるか”を考えて今日1日を精いっぱい過ごすことが、毎日を自然と充実させるために重要です。
私は福祉系の仕事とwebライターの2つ仕事をしているので、予定がギュウギュウになってパニックになることがあります笑
本業と副業をこなしている人、仕事と家事を両立している人なんかも、色んな仕事をこなすのは大変ではないでしょうか。
本業では○日に会議があるからそれまでに資料作りをして、副業では△日に締め切りがあるからそれまでに提出物の見直しをして洗剤も買っておかなきゃ…みたいな。
資料作りも提出物の見直しも大切ですが、同時に進めると頭がこんがらがって結局両方とも締め切り当日に慌てて仕上げる事態になります。
今日は資料作りを終わらせる、明日は提出物の見直しをする、のように仕事は1つずつ確実に終わらせたほうが、頭がスッキリするし中途半端にならなくて済みますね。
大事なのは、目の前の仕事を淡々とこなしていくことです。
人に期待しないで自分を磨く
嫌な人に仕返しする時間や、感謝を期待する気持ちは無駄だとD・カーネギーは言っています。
仕返しにエネルギーを使うと、ほかの大事なことに使うエネルギーが足りなくなり、自分の人生に悪影響を与えるからです。
仕返しするくらいなら嫌いな人のことなんて忘れるべき、というのがD・カーネギーの考え。
感謝を期待する気持ちも同様で、感謝されないと相手に対して負の感情が沸き上がりイライラすることになります。
そのうち自分自身も人に感謝する気持ちを忘れて、結果的に人間関係が乏しくなることに…
人の行動は気にせず、自分磨きに時間をかけたほうがよっぽど効率的です。
ひどいことをされたりすると、確かに仕返ししたい気持ちは沸き起こります。
「自分はこんなに傷ついたのに、相手は笑顔で毎日過ごすなんて許せない」みたいな…
でも相手を憎む時間って、自分自身すごく苦しいんですよね。
相手を許せない心の狭さにイラつく、相手から受けた仕打ちを何度も思い出して何度も傷つく、怒ることにエネルギーを使って疲れるなどなど。
されたことは簡単に忘れられないけど、仕返しにエネルギーを使うよりは自分のためにエネルギーを使いたいものです。
仕事をやり残さない方法
仕事にやり残しがあると、人はストレスを感じてしまいます。
D・カーネギーは仕事のやり残しによるストレスを防ぐ、4つの仕事習慣を提唱しています。
・直近の仕事に関係のない書類はすべて視界からなくす
・もっとも重要な仕事から片付けていく
・決断できる状況なら、「いま」決める
・人を信頼し、人に仕事を任せる
(出典:まんがでわかるD・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」 ③藤屋伸二監修/株式会社宝島社/2015年12月25日第1刷発行)
上記のうち、“直近の仕事に関係のない書類はすべて視界からなくす”はとくに納得した習慣でした。
私は今まで、書かなきゃいけない書類や読みたい本を机に置いておくクセがあったんです。
机を使うたびに視界に入るから、やるべきことを忘れずに済むなと思っていて。
でも、これが結構ストレスで。
忙しくてバタバタしているときに書類や本が視界に入ると、「やるべきことがまだこんなにあるのか」と思って気持ちが疲れるんですよね。
なので最近はやるべきことをメモに書いて机に貼り、書類や本は机に置かなくなりました。
メモに締め切り日を書いておけば焦らずに済みますし、「早く片づけなきゃ」という物からの圧迫感が減ります(^^)
まとめ
仕事は工夫次第でストレスなくこなせるんだなと、この本を読んで思いました。
ときには休息を挟みつつ、1つずつ確実に仕事を終わらせるのがベストですね。
やることがたくさんあって頭がパンク状態の人、仕事をたくさん抱えて疲れている人に、まんがでわかるD・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」③はおすすめです。
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